以前の記事「
SHOWROOMでやってはいけない放送スタイル(静止画[サウンドオンリー]放送)」でも言及しておりますが、SHOWROOMでのラジオ放送(音声放送)は、余程の事がない限り、取るべきではない放送方法です。
写真(静止画)やスライドショー、ロゴ、テキスト等、映像部に代わり映えしない画像のみを表示し、音声(トーク)のみでの放送は、少なくともSHOWROOMでは、求められていない放送です。
勿論、ラジオ放送そのものを番組として配信する事は出来ますし、規約違反でも何でもありません。
視聴者としても、配信者としても、何ら問題ないスタイルです。
しかし、求められていません。
つまり、視聴してくれません。より正確には、ユーザーアクションを起こしてくれません。
これは、配信者のトークを視聴ユーザーが聞かない、と言う意味ではありません。
代わり映えがしない映像をモニタ越しにトークを聞くだけでは、視聴ユーザーがアクション(コメントやギフト)を起こさない、要は、聞き流すスタイルで視聴してしまう事を意味しております。
ラジオの場合、耳だけを傾けます。
例えば、何かの作業中、その音声だけを垂れ流しにし、耳にするものの、その番組自体に視聴者がアクションを実行しない事が殆どである為、インタラクティブ性が損なわれてしまいます。
ライブストリーミング配信の強みは、インタラクティブ性、即ち、配信者と視聴者の間で起こる双方向性アクションです。
配信者による番組発信を受け、これを視聴者が見聞きし、これに対し、視聴者はアクションを実行し、そのアクションを受けて、配信者は更にリアクションを取るのです。
これが、地上波TVとは異なる、視聴者参加型リアルタイム生放送番組の醍醐味、なのです。
極端ではありますが、例えば、歌手や歌い手といった配信者が、仮に本人映像のないラジオ番組で生歌を披露する場合、それは本人が実際に歌っているかどうかは最早問題ではなく、この場合、CD音源を垂れ流しにしているのと、ほぼ同じようなイメージ、となります。
映像を伴わない、と言う事は、上記のような極端な例と同義なのです。
配信者本人の知名度やファン数が既に圧倒的であり、且つ、番組数が非常に多いのであれば、たまには音声オンリーの放送を行っても良いかもしれません。
しかし、イベントに参加していたり、純粋に配信ルームを育てたり、ファン獲得を目指したり、何らかのPRを目的としている場合、明らかに無意味な番組です。
一部のコアファン以外には、全く受け入れられませんから、ラジオスタイルでの番組配信は、実施しない方が得策です。
弊社の
SHOWROOM登録配信制度サービスご利用際には、このラジオ放送は「
非推奨」です。
非推奨としてはおりますが、実際に弊社登録制度をご利用頂く際、ラジオ配信がメインとなるであろうと想定されました場合、審査は通りません。
映像を伴わない、それが配信者本人が映る映らない限らず、配信者のモニタ画面のキャプチャすら映らないような番組配信では、エンターテイメント性に劣る為、SHOWROOMが本来持ち得るポテンシャルを発揮出来ない為、弊社登録制度をご利用する必要のない生放送、と想定されます。
サウンドオンリー放送そのものを否定している訳では御座いません。
只、この場合、インターネットラジオ放送で充分であり、わざわざSHOWROOMと言う媒体を活用する必要はなく、SHOWROOM視聴ユーザー層にとってみれば、あまり欲していない番組企画な訳です。
SHOWROOMは、映像と音声によるエンターテイメントを生放送配信出来る媒体です。
ですから、映像と音声をフルに活用し、配信者の魅力を最大化して発信するのが最適です。
この辺りをよくご理解の上、SHOWROOMでの番組配信をお楽しみ下さい。